RPAの基本と導入検討
1 ＲＰＡ（ロボティック・プロセス・オートメーション）とは
人の作業をロボットに任せて自動化する技術です。ここでいうロボットは体をもたないため、パソコンやインターネット上の作業を担当します。エクセルや業務アプリケーションの操作からデータの処理、ウェブサービスとの連動と幅広く活用されています。
2 導入メリット
業務の一部をロボットが担当することで効率化、人件費の削減、生産性の向上等が期待されます。人には浮いた時間を利用して品質や付加価値の向上などに取組むことが期待できます。
3 ＲＰＡの仕組み
人の行動を機械への指示という形に置き換えます。基本はアクション（行動）と結果の確認という作業を繰り返します。
アクション（行動）
「エクセルや業務用アプリケーションなどへの入力処理（クリックやキーボード操作）」
結果の確認
「入力内容や画面の変化、在庫や売上といった値」
4 業務自動化ツールの選び方
① 対象業務の選定と内容の把握
自動化できる内容はツールに依存するため、社内の業務課題を掘り起こすことからはじめます。
② ＲＰＡソフトの絞込み
業務課題の掘り起こし後は、解決に必要な機能を持ったソフトを候補とします。開発のしやすさ、自社の労働環境に適しているか、予算などを基に選定作業に入ります。
③ サポート体制
全てを自社で解決できる場合は不要です。そうでない場合はソフトに対する問い合わせ以外のサービスを確認してください。基礎的な研修、ロボット作成のお手伝い、課題解決に必要な知識のサポート、専任者割当などがあります。
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