サブリースとは?

不動産賃貸をされている方であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

今回は、サブリースについてご説明します。

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♣サブリースの仕組み

サブリースの一番の特徴は、サブリース事業者がオーナーの所有物件を1棟丸ごと借り上げる仕組みになっていることです。オーナーとサブリース事業者との間で締結される一括借り上げに係る賃貸借契約をマスターリース契約と言います。一方、1棟丸ごと借り上げたサブリース事業者と入居者の間で締結される転貸借契約をサブリース契約と言います。一般的に、この仕組みをまとめて「サブリース」と呼びます。

♥サブリースのメリット

①サブリースの最大のメリットは、家賃の入金額が確定していることです。自己管理や管理委託の場合、空室だと賃料が入金されず、空室対策を行わないと家賃収入が減少します。一方、サブリースの場合はサブリース事業者が1棟丸ごと借り上げるため、物件に空室があったとしても一括借り上げ賃料が支払われます。また、入居者が家賃を滞納した場合についても同様です。

②入居者との契約をサブリース事業者が結ぶため、自己管理や管理委託に比べると、オーナーが対応する仕事は少なく済みます。

♠サブリースのデメリット

①自己管理や管理委託の家賃と比べて賃料が低い。一括借り上げ賃料は、自己管理や管理委託の家賃から10%~20%減ることが一般的です。

②サブリース事業者と入居者が契約を結ぶため、基本的にオーナーは入居者や契約内容の情報を知ることができません。

③長期契約を結んだサブリースだとしても、当初の賃料を維持する契約ではありません。サブリース事業者は一括借り上げ賃料の見直しをオーナーに求めることができます。

サブリースは賃貸物件の建設とセットで提案があることが多いようです。提案された収支計画やローンの返済計画は、ご自身の納税や賃貸経営に無理がないか確認しましょう。ご不明な点等ございましたら弊社へお気軽にご相談ください。

 



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