職場での上手なカフェインの摂り方

本格的に冬に入り一段と寒さがましてきました。職場でも温かい飲み物が好まれる時期です。

その中でも特に人気なのが、コーヒーやお茶だと思います。これらの飲料に含まれるカフェインは、眠気を払う覚醒作用や集中力を上げる効果がよく知られており、そのため、仕事や勉強の際によく飲まれています。飲むと集中力が増し、仕事の効率があがるので、カフェインを含む飲料は、多くの職場にとってなくてはならないものです。

しかし同時にカフェインの過剰摂取による心身へのマイナスの影響「カフェインリスク」があることはあまり知られていません。

カフェインの過剰摂取時の主な症状としては、焦燥感や不安、吐き気があります。さらに不眠や頭痛、心拍の増加、不整脈を引き起こすこともあります。利尿効果もあり、これは解毒作用のある反面、水分不足を引き起こすこともあります。これらの効果によって当初の期待と、逆に仕事の効率を下げてしまうこと、それがカフェインリスクです。

そういえばと…、思い当たる節のある方もいれば、1日に何杯もコーヒーを飲んでいるけど気分が悪くなったことないなど一度もないという人もいると思います。それはなぜかというとカフェインに対する感受性は個人差が大きく、摂り過ぎとなる量も人によって差があるからです。

成人の場合、1日の最大摂取量はカナダ政府の基準では400㎎、欧州食品安全機関によると342㎎(体重60㎏の場合)となっています。飲みのもの量に換算すると概ね次のとおりとなります。

○コーヒーカップ3~4杯
○緑茶500㎖ペットボトル4本程度
○エナジードリンク商品によるが5本程度

もちろんカフェイン感受性の高い人はこれより少ない量で症状が現れることがあります。

カフェインの体内半減期は、2~4時間と言われており、体内ですぐに分解されるわけではありません。夜間、疲れた体でコーヒーを飲み必死で働き、就寝時にカフェインが残留して不眠になり、また体力が奪われるという負のサイクルに陥る危険もあります。

初めにいったようにカフェインは、仕事の効率を上げるという点でとても役立ちます。自分にちょうどよい摂取量を見極めて上手に効果を利用していきたいものです。

参考文献/日本経済新聞2016/2/2記事日経電子版NIKKEISTYLE



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