『会社の器』②

社長前回(今年9月号)のこのテーマの記事について、誤解を招くのではないかという指摘がありました。

紙面の都合上、言葉が足りないところもあったと思いますので、前回の記事を補足しておきたいと思います。

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前回、私は「『社長の器』が小さい程『会社の器』が大きくなる可能性が高い」というようなことを書きました。

ちょっと端折った表現になってしまったことを反省しています。

これは、「『会社の器』が大きくなるためには、「『社長の器』が小さい方がいい(小さくないといけない)」と言っているわけではありません。

私自身は、社長(経営者)はその『器』を拡げる・磨くべく日々研鑚をしなければいけないと思っていますし、自らもそうすべく心がけています。

ただ、知識や技能、それに基づく判断のモノサシ(判断基準・能力)といったものに焦点を当てたとき、それを全部自分で持つことには限界があるということをお話ししたかったのです。

社長が自分自身の知識や技能では判断できないことがあることを受け入れて、その部分についてはそれを持っている誰かの力を借りることで組織としての判断能力をあげていける(『会社の器』を拡げることができる)のではないかと思うのです。

「他人の力を借りて、それを実行していく」、それも『社長の器』・『会社の器』の拡げ方の一つではないかと思います。

前回の最後の一文は、社長が自分でできないことがあると「わかっている」と「他人の力を借りて『会社の器』を拡げる」方向に向かいやすいのではないかという趣旨で書いたものです。

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『社長の器』とはどういうものか、それをどうやって磨くのかについては、先月(11月)号の弊社小川湧三の記事を改めてお読みください。

(私が言うのもなんですが、いいことが書いてあります。)

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私自身は、自分の判断能力を「拡げる」・「磨く」ことについては、知識・技能そのものよりも、いろいろな場面に応用できる『原理原則』を掴むように意識しています。

 

株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延

 


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