贈与税っていくらかかるの?

今年も残すところ2カ月となりました。お子さんやお孫さんへの贈与を検討されている方もいらっしゃると思います。今回は贈与を行う際にかかる税金と必要な書類についてご説明します。

♥贈与税の計算のしかた

(1年間に個人から贈与を受けた財産の価額の合計額ー基礎控除(110万円))×税率ー速算表の控除額=贈与税額

♥贈与税率の速算表

平成27年以降の贈与より、贈与税率が「一般税率」と「特例税率」に区分されました。特例税率の創設により20歳以上の子や孫への贈与がしやすくなっています。

♥贈与を行う際の作成書類、申告

贈与を行う際は、贈与契約書を作成しておくとよいでしょう。贈与者・受贈者の合意のもとに結ばれた契約であると他の人が見てもわかるように証拠をきちんと残しておきましょう。

また、贈与税申告に関してですが、贈与した財産の価額の合計額が基礎控除の110万円以下の場合は、贈与税はかからない範囲なので申告は不要ですが、こちらも贈与を実行したという証拠になりますので贈与税がかからなくても申告をすることをおすすめします。

贈与の申告期限は、翌年2月1日から3月15日です。納付する税額がある場合には、3月15日までに納税をしなくてはいけません。

生前贈与は、贈与を行う時期や贈与する財産を選ぶことができ、相続人以外の人にも財産を渡すことができるなどのメリットがあります。今後の対策として贈与を検討してみてはいかがでしょうか。

贈与税


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