一年の計は元旦にあり

あけましておめでとうございます。

皆さんはどんな新年を迎えられましたでしょうか。世界中が同じようにひとつの区切りを迎える一月一日。良いスタート、良い一年にする為に、今年一年どんな年にしようかとの計画はお済みでしょうか?

昨年参加したセミナーで、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をⅤ字回復させた立役者、森岡 毅氏の話を聴く機会に恵まれました。

確率思考の戦略論マーケティング本部長という役職で2010年に入社し5年間で660万人も年間集客を増やし、2015年10月単月では過去最高の175万人を集客し、三倍もの人口圏のディズニーランドの入園者数を上回り集客日本一のテーマパークに押し上げました。

そんな森岡氏の著書
『確率思考の戦略論~USJでも実証された数学マーケティングの力~』
をご紹介させて頂きます。

入社以来打ち出した戦略の通算成績は64打数63安打で9割8分4厘、期待値を著しく上回った本塁打とされる確率は51%と驚異的な実績です。

この成功確率は偶然では起り得ません。同氏は「当然ですが、タネも仕掛けもある話です。私は不思議な魔法を使っているのではなく、単純な話、勝てる戦いを探しているだけなのです」「ビジネス戦略の成否は『確率』で決まっている。そしてその確率はある程度まで操作することができる」と述べています。

『勝てる戦を探す』

勝てる確率の無い戦略に経営資源をいくら注いでも勝てません。『確立を操作する』とは「法則」を見出し仮設をたて、そこに経営資源を集中させて、勝てる戦を選んで戦えるようにするという事です。

『経営資源を集中すべきは、プレファレンスである』

プレファレンスとは消費者の好みの事です。商品やサービスのカテゴリーが市場で成立すると、消費者の購入意思決定の奪い合いになります。どんな会社でも、経営資源「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」には限りがあります。限りがあるからこそ、消費者の好みを理解し、優先順位を上げてもらうために、経営資源を集中させなくてはなりません。

今年最初の計画、今までの慣習で作成するのではなく『確率思考』を加えて頂き、経営資源の再配分、戦略への最大集中を検討してみてはいかがでしょうか?その際には是非この書籍をお手に取って頂ければと思います。

 


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