「時間当たりの生産性」

194_社長2_opt自社が指標とする時間当たりの生産性を考えるときに、何をもってその「時間」とするか、最近考えているテーマの一つです。

時間当たりの生産性は、(付加価値)÷(時間)と表現されます。

(時間)=(労働時間)とするといわゆる労働生産性ということになりますが、時間当たりの生産性を測る指標としてはこれが最も一般に使われているのではないでしょうか。

もちろん、自社の生産性を測る指標として労働生産性を用いることは一つの考え方であると思っています。

ただ、もっと会社の業績向上のアクションに結びつく指標があるのではないのかと思うのです。

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会社は存続していくために継続的に利益を上げていくことが必要です。

そのためには「付加価値」(粗利益)を生み出していく必要があるのです。

そしてこの「粗利益」は商品やサービスがお客さまのところに届いて初めて実現します。

とすれば、「時間当たり生産性(付加価値)」を測る時間の基準は、注文があってからお客さまの手元に届くまでの時間(リードタイム)とするのが合理的ではないかと思っています。

時間当たり生産性の「時間」を基準にリードタイムにすることで、リードタイムを短縮するアクションに結びつき、リードタイムが短くなれば次の付加価値を生み出す業務に入っていくという動きに繋がっていくであろうという仮説です。

企業活動とは、付加価値を生み出す作業を繰り返すということです。

この速度を上げていくことが業績を上げる一番のポイントだと思うのです。

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生産性の指標は、その会社にとって一番合ったものを使っていけばいいと思います。

ただ、その指標を用いて努力することで得ようとする状態(ゴール)を常に頭に置いておかなければいけないと思います。

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まだ思考中というところですが、生産性を考える視点としてご参考になればと思います。

株式会社LR小川会計 代表取締役 小川 泰延

 


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