ほけんの見直し その8 保障一覧表を作ろう

【はじめに・・・ 】

前回「加入保険一覧表」を作成しました。家族の加入保険の数と、保険料の総額が確認できましたね。

今回は、保険1つ1つの商品内容を確認し、保障内容ごとにグループ分けをして、「保障一覧表」を作成しましょう。

【保障一覧表を作成するポイント】

◇各保険商品を「死亡保障」と「医療保障」に分けて考える。

◇被保険者ごとにまとめる。

「死亡保障」:

終身保障と定期保障を分けましょう。
定期部分は更新の時に見直すポイントになります。

「医療保障」:

(*保険の商品が「死亡保障」とかぶってもOKです。)
医療保障には様々な特約がついています。疾病(病気)、ケガ、ガン、特定疾病を、それぞれ区別して書き出してみましょう。

その他の保障:

今回一覧表は割愛しますが、併せて書き出しておきましょう。

「火災保険・地震保険」:建物と家財に区別するとよいでしょう。
「自動車保険」:対人補償はどうなっていますか?
「傷害保険」:クレジットカードなどで加入してる場合も。

cl201012_01

cl201012_02

【対 策】

上記の例の場合は?

〔死亡保障〕

夫の死亡保障額合計4000万円のうち、終身保障は100万円。

定期部分は必要保障額に応じてグループ保険など掛捨て保険で調整するとよいでしょう。

妻の保障はゼロ、子どもの保障は各200万円。見直しポイントかもしれませんね。

〔医療保障〕

夫がガンの場合の保障が重複しています。
①生保2のがん保険を解約する。
②反対に生保2がん保険に医療特約もプラスして充実、生保1の特約をはずす選択肢も。

入院特約と医療保険が重複している場合は、見直しを検討。
多くの商品で、特約だけ加えたり、はずす事が可能です。

【まとめ】

まず大事なのは現状の保障額を把握する事です。見直す場合も、各家庭により様々な選択肢がありますが、別の保険に入りなおす場合は新しい保険の契約が成立してから前の保険を解約し無保険状態を作らないようにしましょう。

次回は必要保障額を出していきます。

 


神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

相続・資産に関するご相談、経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします。


お問い合わせ