ふるさと納税に関しての参考資料

「提案の動機」

①都市部と地方の財政の格差是正→夕張市の財政破綻→参議院選挙への地方重視のアピール

②「教育や福祉を地方税で負担しているが、いざ税金を払うようになると、都市部にでていく。何とかして欲しい。」という声

③「納税者にはふるさとや第二の故郷に貢献したいと言う思いもある」という声

④納税先を自由に選べるようになれば、過疎などで税収減に悩んでいる地方自治体には朗報になる。

「賛成論」

①都市部で暮らす人が個人住民税の一部をふるさとの自治体におさめるという、いわば「恩返し」

「確かに地域間の財政力格差を縮小する流れだろう」(藤井秀人財務事務次官)

「反対意見」

①地方税には行政サービスを受ける住民が税を負担する「受益者負担の原則」の観点からの問題点の指摘がある。

②総務省と財務省の所轄争い、主導権争い、政府・与党の主導と党税調の反発(税制改正は党税調の所管)→「ふるさと納税」創設がアリの一穴になって税制改正の決定過程が変わることへの危機感

③「税金原則破る」日本商工会議所:「地域間格差を是正するアイデアとしては良いが、ふるさとの定義など実施は難しいのではないか。受益者負担という税金の原則も破る。まとめて集めたお金を中央で配分する方が本当は良い」

④「税体系の根幹にかかわる問題」として反対論もある。

「地方より国の財政のほうが厳しい」(財務省)

「対 案」

①地方の応援は「寄付」の方が相応しいという考え方もある。
「所得から一定額を差し引いた上で税額を計算する現行の所得控除を、所得税額から一定率を差し引く税額控除に改めることが大原則だ」(渡辺喜美地域活性化担当相)

②寄付にするなら「思い入れのある地域で、たとえば、夕張ファンクラブみたいな形で税の一部を割いてもいいのではないか」(大田弘子経済財政担当相)

 


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