~ 気持ちのキャッチボール ~

特集・職場を ❀ はなまる ❀ にするマナー
~ 気持ちのキャッチボール ~

コミュニケーションの基本

季節は春、新年度の始まりです。コロナ禍以降、テレワークの推進やオンライン化の浸透により私たちの生活環境にも働き方にも大きな影響がありました。新しい生活の始まりにあたり、コミュニケーションとビジネスマナーの本質について考えてみたいと思います。

気持ちのキャッチボール

コミュニケーションの基本である会話は、よくキャッチボールに例えられます。会話がうまくつながるとよいのですが、初対面の相手と話をするのは苦手という人もいるでしょう。何か話題を見つけたいと思っても、「何を聞けばいいのだろう」「どんな話をすればいいのだろう」と焦ってしまい余計に何も浮かばないということもあります。

それは何かを聞き出そう、話題を提供しようという「情報のやり取り」に目が向いているのではないでしょうか。

楽しく会話をしているときは相手とその時間を共有しています。話が尽きずあっという間に時間が過ぎてしまうことがあると#思います。そのようなとき、会話は情報のキャッチボールではなく「気持ちのキャッチボール」と言えるのでは#ないでしょうか。

キャッチボールはお互いにボールをやりとりするものです。自分の話ばかりの剛速球タイプ、話題があちこちに飛んでしまう変化球タイプ、相手の話を聞いていない守備不得手タイプにならないよう、楽しいやり取りにしたいですね。

ビジネスマナーの本質

ビジネスマナーは、相手に不快な思いをさせないことが原則です。相手のことを思いやり、相手の視点になって考えることが大切です。

「この言葉遣いはどう思われるだろうか」「この身だしなみは好感を持ってもらえるだろうか」「このメールで信頼していただけるだろうか」と、相手目線を意識した行動を心掛けてみましょう。

仕事の内容については重要性を共有しやすいため時間をかけて準備をするものですが、マナーは意識をしていないとつい軽視してしまいがちです。言葉選びや所作の配慮が足りないばかりにお客さまからの期待に応えられないとしたら、それはとても勿体ないことです。

仕事の成果を正当に評価してもらうためには、まずは信頼される人物でなくてはなりません。評価は自分で決めるものではなく人から与えられるものです。そのことを常に認識して相手目線を意識した言動を心掛けたいものですね。

思いやりを形に

相手を尊重した心配りができてこそ社会人として成熟した人物といえます。目に見えない「思いやり」を行動によって目に見える形にすると、お互いに幸せな気持ちで過ごすことができます。その思いやりの気持ちこそマナーの基本です。いつでも周囲への思いやりの気持ちを持って仕事に取り組んでいきましょう。

 

 

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