定期借地権、定期借家権がついている土地建物の評価はどうするの?

借地権とは、建物の所有を目的に土地を借りる権利をいいます。借地権の種類は借地法(旧法)と平成4年8月に施行された借地借家法があります。借地借家法にはさらに普通借地権と定期借地権があります。旧法で指摘されていた所有者への土地の返還問題を改め、土地所有者が安心して土地を貸せるように創設されたのが定期借地権です。

❖定期借地権

定期借地権とは、土地を期限付きで賃貸借することです。期限がくれば土地は必ず地主に返還されます。

定期借地権には一般定期借地権・建物譲渡特約付借地権・事業用定期借地権の3種類があります。【下図】

一般定期借地権で貸した場合の土地の評価は、以下のように計算します。なお、借地人は親族や同族法人でないことが要件となります。

❖定期借家権

定期借家権とは、建物を期限付きで賃貸借することです。契約期間を更新せず契約を終了させることができる借家契約のことです。定期借家権がついた建物の評価方法は特に定められていません。

定期借地権で貸した場合土地の評価は少し下がります。定期借地権の3種類はそれぞれに異なる特徴を持っています。それぞれの目的に合った契約をご検討ください。

 

お問い合わせ

神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします