「ロングセラー」

先日、知人から7年前に出版した本が重版(増刷)になったという知らせがありました。

この知らせを聞いた時は「すごい」と思いました。

私などからすれば、本を出版すること自体がすごいことですが、7年という時を経て増刷されることなったことにすごさを感じたのです。

私も7年前に出版された時に購入して読みましたが、この本は決して一般受けするジャンルのものではありませんし、話題性のあるテーマを扱ったものではありませんが、手元に置いておきたいと思った本でした。

知人の中には他にも本を出版され、その本が重版になった方は何人かいますが、だいたい初版から間をおかずに重版になっていることが多いという印象です。

重版になること自体大変なことだと思いますが、(もしかしたら何か増刷されるきっかけがあったのかもしれせんが)日々新しい本が出版され、数多ある本の中から、7年かけて読者を獲得し続けてきたということは違った意味で賞賛すべきことだと思うのです。

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これはビジネスにも通じることなのではないでしょうか。

私たちの周りでは、革新している技術や変化していくお客様のニーズに対応して、日々新しい商品やサービスが登場しています。

一方で、世の中には時代の変化に左右されない(「ロングセラー」)商品・サービスもたくさんあります。

新しい商品・サービスが生み出されていることは素晴らしいことですし、事業や社会の成長・発展のためには必要なことです。

ただ、事業の安定的・持続的な成長のためには、時代や社会の変化に影響されない商品・サービスを持っておくということは大切なことなのではないでしょうか。(そのような商品・サービスでも変化に合わせていく必要はもちろんあるのですが)

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知人の本の重版の知らせを聞いて、そのような事業のベースとなるような、会社とお客様を持続的に結び付ける商品・サービスを持つことの大切さを改めて感じたのでした。

株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延

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