「余裕」

コンピューターの性能の向上には驚かされますね。

社長

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私が仕事に就いた頃はパソコンがちょうど普及し始めた時期でした。

私も嫌いな方ではないので、素人なりに仕事で使う計算ツールを自分で作ったりしていました。

当時は、ちょっと複雑なものやデータのボリュームがあるものだと、コンピューターの容量が足りなくて、計算に10分近くかかったり、せっかく作ったり計算したものが登録できないというようなこともありました。

そこで、少しでも容量を食わないように余計な動作をしないような工夫をしたものです。

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今は、コンピューターの性能(容量≒余裕)が格段に向上し、私たちが使うレベルでは、そのようなことをほとんど気にしなくてよくなりました。

ただ、必ずしも余計な部分をそぎ落とさなくてもほとんどストレスを感じないで作業できる環境になったため、以前に比べると、あえて意識的にやらないと「余計なものをそぎ落とす」ということができにくくなっているように感じるのです。

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これはコンピューターに限ったことではありません。

スペース、時間についても同様のことがいえるのではないでしょうか。

例えば、必要以上のスペースがあれば、本当に必要なものかわからない「とりあえず取っておく」ものが置かれることになると思うのです。

結果的に環境整備(特に「整理」)がされないことになります。

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私は、「余裕」がない状態がいいとは思っている訳ではありません。

適度な「余裕」がないとイレギュラーな事態に対応できないでしょう。

ただ、過度な「余裕」は、取り組むべき課題を見えなくしてしまうことに繋がるように思うのです。

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コンピューターの性能の向上により、今までやりたくてもできなかったことができるようになったりしており、つくづくありがたい時代になったと思っています。

 

 

株式会社LR小川会計
代表取締役小川泰延

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