海の底を掴む

高尾山の6号路(びわ滝コース)を歩いていたら、碁盤と碁石の絵がある案内板に出合いました。見ると 『粘板岩(ねんばんがん)』 の説明です。傍には苔むしたゴツゴツした岩肌が見えます。ブラタモリ気分で説明文を読むと…昔、高尾山は海の底にあり、砂や泥が固まった海底が大きく盛り上がって現在の高尾山になったとのこと。粘板岩は、自然の力で砂や泥が固められてできたもので、黒色粘板岩はとても固くて磨くと表面がツルツルになるので 『硯石(すずりいし)』 とも呼ばれ、硯や碁石に利用されるそうです。

碁石の黒石は 『那智黒石(なちぐろいし)』 が有名です。三重県熊野市神川町で産出されています。古くは遣唐使が中国への贈り物にしたとも言われています。普及用の碁石はプラスチックやガラスでできていることが多いので、本物の那智黒石を見るのは希かもしれません。でも、もしその石を手にする機会があったら、(この石は、昔は海の底にあった泥や土なんだよなぁ…)と想像しながら囲碁を打つことができるわけで、なかなか趣があるなぁと思います。

 

ふれあい囲碁

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