ぴっかぴかプロジェクト〈PPP〉

ローマ国際会議

株式会社日本M&Aセンターでは毎年3月確定申告が終わった後、全国の税理士やM&Aを手掛ける士業の人たちと海外で国際会議を開いている。今年も総勢400名に近い人達が集まった。

今年の冒頭の分林保弘 代表取締役会長の基調講演は「会計事務所の使命と経営・『顧問先の経営を良くすること』〜経営があって税務がある〜」 という題であった。

私は自分の 50 年を振り返り、またこれからの事務所の在り方をどうするべきか模索していたところにタイムリーに天の啓示のようにこの基調講演を聞いた。そこで 50 周年の時に「お客さまを ピッカピッカにする触媒の役割を果たせる事務所になりたい」と話したことを思い出し、このピッカピッカを採ってこれから 10 年の基本的な事務所運営の方向を「ぴっかぴかプロジェクト」・略称 「PPP」として打ち出すこととした。

LR小川 会計グループでも従来から「税金のための会計から経営のための会計へ」 「社長の社外ブレーン」 「本社機能を果たせる会計事務所」という標語のもとに散発的にお客さまの経営へのアプローチを行ってきていたが、なかなか思うようにできなかったのが現状である。

「今日からできる 経営計画」

LR小川会計グループでは単なる試算表だけではなく経営全般を一覧できるようにお客さまへの資料として「経営内容概況報告書」の提供を中心としてきたが、会計業務 を中心とした過去会計に終わっていたために、ど うしても新鮮なデータとはならなかった。

昨年から今年にかけて会計システムを「クラウド会計システム」へ全面切り替えを図ったのを機会に、「経営内容概況報告書」を過去資料から未来資料へ切り替えて来年の計画をも併せて表示することとした。そして会計に欠落している「数量」も取り入れ、題して 「今日からできる経営計画」とした。

極めてフットワークの軽い、どなたでも日々作れ、絶えず実績と向こう一年の計画がアップデー トでき中小零細企業向けの簡易なものです。アバウトな計画から精緻な計画までそれぞれのレベルに応じて使っていただき、不十分なところは使いながらより良いものにしていきます。

Hot Communication

「ぴっかぴかプロジェ クト」のもう一つのキーワードは「Hot Communcation」 である。会計資料や税務資料をお預かりして決算書や申告書を作成するということだけではなく、 お客さまの経営に寄り添ったお付き合いをして いくことである。

今まで単発的に行って きた「社長の社外ブレー ン」「経営会議」「月次報告会」など直接的なことばかりでなく、寺子屋セ ミナー、溜り場交流会などを「PPP」のもとに総合的・体系的にするとともに、具体的にお客さまの悩みや困っていることに寄り添っていくことだと考えています。

さらに「Hot Communication」の新しい側面として積極的に進めていくのは外部のセミナーや外部のイベント、会社見学会・ 企業訪問や東京MG・地方MGへの参加、経営者や幹部社員の方々に役立つと思う事柄などにお客さまを積極的にお誘いして一緒に参加し体験を共有してコミニュケーショ ンを深めることと考えています。

専門家集団を目指して

「ぴっかぴかプロジェ クト」を実現するには職 員の能力と資質の研鑽と 向上が欠かせません。

知識レベルの向上については私が 50 周年の挨拶の中で述べたように「専門家集団」を目指して具体的な行動をとることであり、もう一方の側面である資質、「知識より人柄」を採用条件にしているように全員の「人間力 (挨拶・礼儀・笑顔)」 の向上に積極的に取り組み、その一環として倫理法人会が進めている「声を出す朝礼(活力朝礼)」 を取り入れて瞳がぴっかぴかに輝くような社員を育てて、「PPP」の達成を目指します。

税理士法人LRパートナーズ 代表社員 小川 湧三

 


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