年末調整準備を始めましょう
今年も残すところあと2ヶ月になりました。
毎年のことですが1年ぶりなのであわてて間違える事の無いように、そろそろ年末調整の準備を始めましょう。
年末調整は従業員の皆様の所得税の精算です。
税金の納めすぎが無い様にきちんと書類を記入して必要な資料を提出してもらえるように説明してください。
年末調整に必要な書類
①扶養控除等異動申告書
・本人の住所、氏名、生年月日や障害者、寡婦(夫)、勤労学生の該当の有無
・配偶者や扶養親族の住所、氏名、生年月日、所得金額や障害者の該当の有無
②保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書
・生命保険料、損害保険料、社会保険料
などの支払金額
・配偶者の氏名、収入金額及び所得金額
③その他添付資料
・勤労学生控除や生命保険料、損害保険料の控除証明書
・住宅取得控除の証明書及び残高証明書
※今年入社した方は前職の源泉徴収票の回収も忘れないでください。
国民年金保険料の証明書も回収が必要です。
控除できる内容や控除額の詳細は、税務署から送付される『年末調整のしかた』を参考にしてください。
■ 今年から適用となる年末調整事務に関する主な改正
給与支払報告書提出対象者
現在、退職者に関しては給与支払報告書の提出義務がありませんが、18年分からは退職者であっても報告が義務付けられます。ただし、年間支払額が30万円以下の場合は提出しないことができます。
尚、雇用形態にかかわらず、パートやアルバイトであっても報告義務がありますのでご注意ください。
定率減税が半減
定率減税の税率が17年20%,18年10%、19年廃止により1月以降に支払う給与にかかる源泉徴収税額が変更になります。
■ 来年から適用となる年末調整事務に関する主な改正
地震保険料控除の創設
損害保険料控除を改組し、地震保険契約に係る地震等相当部分の保険料等の全額(最高5万円)を、総所得金額から控除する地震保険料控除を創設します。
神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら
経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします