街つくりの発想が未来の資産をまもる

第353回 財産承継研究会

講師:株式会社 NENGO
   建築統括事業本部 ゼネラルマネージャー 中村 彰 氏
    街つくり事業部 シニアプロデューサー 藤田 将友 氏

にお話を伺いました。



今回は、地域の活性化・街つくりに精力的に活躍されている株式会社NENGOさまから事例の紹介や資産の有効活用等についてご講演していただきました。

不動産の有効活用において、その土地のストーリー(地域の気候、風土、歴史、文化)を意識することで100年後の街つくりに繋がるとのことです。

♥仕立てる賃貸・DIY賃貸

仕立てる賃貸は、改装前に入居者を募集し、入居者の意向を取り入れながら、費用はオーナー負担で改装を行います。DIY賃貸は、入居者さんが自由に壁の色を塗り替えたりできる賃貸です。入居者さんの自分らしさを表現できる賃貸で、他の物件との差別化になり空室対策にも繋がります。

♥物件再生の事例

現在空き家や古い物件が増えている中で、取り壊して建てなおすというだけではなく、元の建物を活かすことが社会の課題でもあります。

川崎市日進町の築54年の食品包材工場跡を改装した事例では、もともと工場と住み込みで働く従業員のための住居や食堂がありました。しかし、会社の拠点を移転し、放置状態にあることで収益性がよくない、周囲に古い物件であることが認知されている等の課題がありました。

地域やオーナーの風土、歴史から方針を決定し、多種多様な人が集まり、仕事や遊びの中で互いに成長していくイメージに合う事業戦略やテナントコンセプトをもうけることで課題を解決し、地域に根ざした複合施設に再生しました。

♥コーポラティブハウス

入居希望者が集まり組合を結成し、その組合が事業主となって、土地の取得から設計者や建設業者の手配まで、建設行為のすべてを行う集合住宅のことを指します。

土地をお持ちの方の場合、コーポラティブハウス建設にあたり、所有していた土地の持分は減少します。一方で、借入をせずに賃貸経営が可能になる、間にディベロッパーを挟まないため還元率が高い等のメリットがあります。



♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2019年5月10日(金) 16時00分~18時00分

☎044-811-1211(石井・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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