「これからの時代の不動産活用」

第340回 財産承継研究会

「これからの時代の不動産活用」
~環境変化に合わせた有効活用・ストック活用~

講師:

株式会社 市萬
賃貸事業部 渡辺 著 氏
資産コンサルティング部 須田 大佑 氏

にお話を伺いました。

今回は株式会社市萬の渡辺著氏と須田大佑氏にお越しいただき、不動産の活用について時代の変化、環境の変化、入居者のニーズの変化という視点からお話ししていただきました。

★多様化するニーズ

最近取り扱いが増えているテナントに、整骨院や整形外科、コインランドリーや保育園、ペットショップや動物病院が挙げられるそうです。その理由として、少子高齢化や女性の社会進出、未婚率の増加などが考えられ、時代とともにニーズが多様化してきていると言えます。では、多様化するニーズにどのように対応していけばよいのでしょうか。

★土地の有効活用

新しい建物を建築する際、建築後にテナントの募集をするのが一般的ですが、その場合テナントがなかなか決まらず空室期間が長くなってしまうリスクがあります。そこで、株式会社市萬が行っているのが建築前募集という手法です。

建築前にテナントを募集することでテナントの需要をあらかじめ把握することができるなどのメリットがあります。このように、テナントの需要に合わせた手法が土地の有効活用のカギとなるのではないでしょうか。

★建物の有効活用

日本で主流なのが老朽化すると建て替える、スクラップ&ビルド型といわれるものです。日本の建物の寿命は短く、約26年と言われているそうです。建設物価調査会によると東京や大阪の建築費用は年々高騰しており、従来のスクラップ&ビルド型についても見直しが必要と言えるでしょう。

そこで株式会社市萬が行っているのが建物を長期活用するストック型活用です。長期活用といえばリフォームが思い浮かびますが、リフォーム=原状回復というのが一般的な考え方ではないでしょうか。ストック型活用のポイントは、ただ原状回復するのではなく、カラーデザインによる差別化、ニーズに合わせて内装を変化させていくなど、住みたいと思えるような第一印象に変えていくことだそうです。

少しでも良い土地・建物活用のために他にはない物件の建築や、長く活用できる対策について一度じっくり検討してみてはいかがでしょうか。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2018年1月26日(金)予定 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(石井・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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