法人税等の調査実績の概要が発表

平成28事務年度 法人税等の調査実績の概要が国税庁から発表された。

大口・悪質な不正計算が想定される法人など調査の必要度が高い法人9万7千件について実地調査が実施された。

このうち、7万2千件で法人税の非違があり、その申告漏れ所得金額は8,267億円、追徴課税は1,732億円となっている。

なお、この報告書の中には、不正発見割合の高い10業種(法人税)・不正1件当たりの不正所得金額の大きな10業種(法人税)も記載されている。

不正発見割合の高い10業種


業種 不正発見
割合(%)
1件当たりの
不正所得金額(千円)
前年
順位
1 バー・クラブ 62.5 14,720 1
2 外国料理 45.3 6,131
3 大衆酒場、小料理 37.7 5,800 2
4 廃棄物処理 30.5 17,217 5
5 自動車修理 28.9 4,095 4
6 土木工事 28.9 10,139 6
7 パチンコ 28.6 30,813 3
8 貨物自動車運送 27.1 9,593 9
9 識別土木建築工事 26.2 10,012 8
10 管工事 26.2 6,489

 

不正1件当たりの不正所得金額の大きな10業種(法人税)


業種目 不正1件当たりの
不正所得金額(千円)
不正発見
割合(%)
前年
順位
1 水運 64,416 12.2 3
2 民生用電気機械器具電球製造 42,724 13.5 1
3 精密機械器具卸売 30,965 10.4
4 パチンコ 30,813 28.6 2
5 再生資源卸売 29,363 19.4
6 木材、竹材卸売 28,391 11.8
7 貿易 28,013 16.0
8 その他の飲食料理品卸売 26,590 13.7
9 理化学機械器具等製造 24,478 14.0
10 自動車・同付属品製造 20,966 18.2 5

 

 


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