「ムーブメントを起こす」
研修自体は、講師があれやこれや説明するのではなく、様々なワークを通じて参加者自身が自ら何かに気付くというスタイルの楽しいものでした。
私自身の気付きのポイントはいくつかあるのですが、その中の一つをご紹介したいと思います。
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皆さんは「キャズム(理論)」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、革新的な商品やサービスがどのように市場に浸透していくか(そのメカニズム)を説明したものです。
(ざっくりと乱暴な言い方をしてしまえば、)このような商品・サービスは、始めは一部の層の人たち(ex.「新しもの好き」etc.)に浸透していき、それがあるハードルを超えて多数派の層に浸透し始めると(概ね16%が分岐点と説明されていますが)大きな流れ・波(ムーブメント)となり一気に市場に浸透していくというものです。
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研修では、これを別の場面に置き換えて、ワークを通じて、どうしたらムーブメント(大きな流れ)を起こせるかを参加者が意見を出し合ったのですが、私にとっての一番のポイントは、キャズム(のメカニズム)は、大きな変革を必要とする他の場面への展開(応用)が可能であるということです。
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大きな変革を行う場合には、ほとんどの場合は周囲を巻き込んでいかなくてはいけません。
言い換えれば、その変革を全体に浸透させるには、大きな流れ・波(ムーブメント)を作ることが必要です。
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そして、キャズムはこのムーブメントが起きた典型例と言えるのではないでしょうか。
とすれば、キャズムのメカニズムはムーブメントの発生を必要とする他の場面でも展開(応用)できるはずです。
皆さんもキャズム(ムーブメントが起こるメカニズム)を考えてみたらいかがでしょうか。
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これも215号で書いた「○△□」の話しの一つの例(「ムーブメント」という「共通項」がある)かもしれません。
株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延
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