ダメ経営者
倫理経営やぶにらみ
年寄りの冷や水 第27回
吉田正博氏の講話を聴いた。タイトルは「企業の永続繁栄のために~地域と共に~」である。本稿のタイトル「ダメ経営者」はその講話の一部である。
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◆ダメ経営者の主な事例
○経営者以前(社会常識の欠如)
○困ったときは他人任せ
○無知、勉強不足
○勉強熱心、しかし独り善がり
○今さえよければ(毎日が資金繰り)
○名士の自己満足
○間違った金融機関との付き合い方
◆企業が一目でわかる法
○会社は社長を見ればわかる!
○あることを見れば、この会社のすべてがわかる!
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氏が1,000社をこえるダメ経営者と面談して出した結論だそうだ。
氏は中小企業の経営者が目指す企業像は「大きくなることではなく永続すること」ともいわれた。
「会社は社長を見ればわかる!」。氏は1年で決算書を見ることをやめ、社長との面接にすべての時間をかけたという。社長の人柄、考え方、事業に対する想い、社員に対する想いなどを徹底した面談の中でつかんだ。と話をされた。
「あることを見れば、この会社のすべてがわかる!」では、経営者の家族に対する思いや経営者の夫婦仲が形を変えて会社に現れるという。
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倫理法人会では、家庭経営があって、初めて会社経営がある、と考えている。
氏の講話は倫理法人会での学びを実証する講話であった。
小川 湧三
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