人間力
倫理経営やぶにらみ 年寄りの冷や水 第22回
松岡浩氏から頂いた『乾いた雑巾を絞る』に目を通していたら、〝指導者の四つの条件〟の「人間力」に目が留まった。
松岡氏によれば、
「人間力」とは、人間的魅力といっていいでしょうか。
それは徳があるかないかです。
〈中略〉
人間力を高めるためには「徳積み」が必要なのです。
といっている。
倫理法人会は経営者の団体でありながら定期・定型の「モーニングセミナー」だけ
で、経営理念や経営のノウハウ、ハウツーに関する研修やセミナーなどは一切やっていない。経営者の会でありながらなぜだろうかと素朴な疑問が生じていた。
あるとき、松下幸之助氏の経営理念の中核は「素直」であるという話を聞き、また、稲盛和夫氏からは経営者に求められる究極の資質は「人柄」であるという事を聞いた。
「素直」であれ、「人柄」で あれ、倫理法人会で「明朗」「愛和」「喜働」これらを集約したのが「素直」であるという話を聞いていなかったら、松下幸之助氏、稲盛和夫氏の話は、ただ、頭の中を素通りしていたに違いない。
倫理法人会は「より良い生活習慣とゆたかな人間性を備えたリーダー(経営者)」と「ゆるぎない家庭を築く」人を育てること、職場においては「明朗・愛和・喜働に基づく躍動する職場づくり」を目的にしている。
いわゆる一人一人の経営者の人間力を高める道場だと感じている。
小川 湧三
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