笑顔

倫理経営やぶにらみ

年寄りの冷や水 第9回

ある経営者の方にお会いした時、地方に工場を出した時のお話を聞く機会があった。

その話の中から印象に残っている話を一つ。数十人の社員を採用したのだが、田舎育ちで純朴で良いのだけれども、今ひとつ愛想がない。そこであるとき「毎朝家を出て工場へ来る時には、玄関で一度自分の顔を鏡に映して、笑顔で『行ってきます』といって家を出るように」といって全員に鏡を配ったという話をお聞きした。

そして工場へ出かけて笑顔の社員を見かけると「〇〇さんいい笑顔をしているね」と声をかけ続けていると、何カ月も経つと、挨拶もしっかりできるようになったばかりでなく工場の中も非常に明るくなった。社員の表情が明るくなると自然と動作もキビキビとして生産性が非常によくなった。というような話をされたのを覚えている。

人は嬉しいと笑顔が自然と出てくるが、脳科学的には笑顔をすると脳が嬉しいと判断するのだという科学者の講演を聞いたことがある。嬉しいから笑うのではなく、笑うと嬉しくなるというのだ。

「明朗・愛和・喜働」

今日一日、朗らかに、安らかに、喜んで、進んで働くことを生活習慣にしようとしている経営者の会があることをご存知でしょうか。

小川 湧三

 


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