2008年の公示地価

国土交通省が3月24日に発表した2008年1月1日時点の公示地価は全国平均で前年比1.7%上昇し、2年連続で前年を上回りました。神奈川県では、全用途で17年ぶりに平均価格が上りました。

住宅地は前年より約1万円上がって20万円台に達し、バブル期直前の水準です。価格変動幅を示す変動率も住宅地で4.3%とさらに上昇しました。

東京に近い横浜・川崎両市に加えて湘南地区が上昇し、下落が続く県西部なども下落率は縮小したため、上昇傾向が県全域に広がりました。

県全域で価格は上向きですが、横浜市北部と川崎市では変動率の伸びが昨年を下回る地点も見受けられ、「伸び悩み」を見せ始めています。価格と変動率の1位はいずれも横浜駅西口の繁華街「横浜市西区北幸1丁目」で、680万円、33・3%でした。変動率は昨年より下りましたが県内最高です。川崎市内も価格の上位にJR川崎駅周辺が入りました。住宅地に関して、県内56市区町村のうち前年と比べて最も変動率の伸びが大きかったのは横浜・川崎両市ではなく、鎌倉市でした。

※「公示地価」とは、国土交通省が毎年3月に公表する1月1日時点の全国の土地価格のことです。地価公示は、一般の人が土地取引や資産評価をするに当たって、土地の適正な価格を判断する際に客観的な目安として活用されています。このほか土地の価格には、基準地価、国税庁が8月に発表する路線価、固定資産税評価額などがあります。

 


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