『実践ＦＰ・金融証券科』ともに学ぶ仲間へのメッセージ
開講から１ヶ月。講師の皆さまに受講生へのメッセージをいただきました。
ＦＰ教育研究所 金光節夫講師
（相続・事業承継担当）
「若い！」「女性が多い」というのが、この教室の第一印象です。
担当する講義・講演のテーマが「相続」や「遺言」ですので、いつもは「黒っぽい服を着た方々」をお客様にしているものですから、華やいだ雰囲気に最初はどぎまぎ。（笑）
この分野は、誰しもいずれは経験することなのですが、若い方には「富裕層の話でしょ。」「まだまだ先の話。」という風に思われがちです。ですから今回の講義では、相続や遺言を身近に感じてもらえるように気を配りました。若い方にとっても、まずはご両親に、それから突然ご自身にもふりかかりうることですから。
また年齢に関係なく、ご経験があるかないかで、テーマに対する認識や知識量に大きな差が出る分野と言えるかもしれません。講義後に、若い方から、自分のケースでの具体的なご質問をいただいたこともありました。
資格試験合格のために、法律や税金の仕組みを覚えるだけではなく、学んでいる知識が実際の社会にどのような影響を与えているのか、その影響が自分自身にどのように係わってくるのか、実感できる形でお伝えしたいので、その時のニュースなどを織り交ぜるようにしています。
ちょうど講座担当の時期に、コムスンの介護報酬過大請求の事件がありました。相続も介護も高齢者には避けて通れません。事件自体は許されることではありませんが、介護の現場を回ったりもしていますので、現場で働く方々や介護事業経営の厳しい現実などをお話しました。知識を詰め込むだけではなく、この受講をきっかけとして、社会全体の動きに関心を持っていただくことで、社会人としてより成長されることのお手伝いができればと願っています。
６時間講義×４日間は、生徒の皆様にとっても長丁場でした。仕事の方がずっと楽という声もききましたが、それを克服して、最後まで興味をもって受講いただいた生徒の皆様にお礼を申し上げたいと思います。
株式会社ＬＲ小川会計 川本講師
（タックスプランニング担当）
６月15日から４日間、タックスプランニングの講義を担当した川本です。
４日間で所得税・法人税などを一通り学ぼうというコースですから、受講生のみなさんは大変だったと思います。お疲れ様でした。
私は、この講義を担当することができたことを、今とても嬉しく思っています。受講生のみなさんのまだ見ぬお顔を想像しながら講義の準備をした日々を思い出します。私の経験でみなさんのお役に立てる話は何か、みなさんの興味関心の幅を広げられる話題はないか、みなさんの交流を促進するようなしかけはないか、小学校教師の経験を生かしながらいろいろ考えました。準備する過程で私自身が勉強させていただきました。ありがとうございます。
私は、人の縁がとても大切だと考えています。縁は不思議なものです。様々な人との出会いが新しいチャンスを与えてくれます。この講義でもみなさんの交流が活発になるように工夫したつもりです。握手をし合ったり、グループ活動を取り入れたり、息抜きのゲームで楽しんだりしたのは、そういう考えからきています。
私とは４日間のお付き合いですが、受講生のみなさん同士は３ヶ月の長いお付き合いになるわけです。せっかくの機会ですから、たくさん交流して次のステップへの糧にしていただきたいなと思います。「ふれあい」と「つながり」が大きな力を生むと私は信じています。
私の講義を通じて、少しでも税金を身近に感じていただけたら幸いです。好きこそ物の上手なれと言いますね。継続は力なりとも言います。焦らず、少しずつ、楽しみながら勉強を続ければ、必ず夢は実現します。みなさんの幸せを心から祈っています。
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