視点の転換

「笑う門には福来る」「笑顔に当たる拳はない」と言われるように、笑顔になることは人生を豊かに育み、笑顔は人や社会との関係をしなやかにつないでくれます。

ところで、笑いには種類があり、イギリスのユーモア、フランスのエスプリ、アメリカのジョークなど、その笑いの前提には知性もあるようです。

米国の大統領だったクリントンと、その妻ヒラリー夫妻のジョークです。ある日夫妻が故郷の田舎町をドライブ中、ガソリンスタンドに立ち寄ると、ヒラリー夫人の昔のボーイフレンドが給油係をしていました。クリントン大統領が「ヒラリー、もし彼と結婚していたら、今頃田舎のガソリンスタンドの奥さんだよ」と。それに答えヒラリーは「もし私が彼と結婚していたら、彼がアメリカ合衆国の大統領になっていたわ」と、即座に知性溢れる対応でこなしています。

一方、日本の笑いは、テレビのお笑い番組が象徴するように不真面目な場面が多く、本来、笑いには知性があり、時には権力を皮肉るケースもあったやに…、それが政治風刺だと思いますが、日本では皮肉、悪口と位置付けられ、風刺文化は無くなってしまったような気がします。

社会事象の理解には、斜めの視点、裏側の視点、俯瞰した視点、複眼的な視点が必要といわれていますが、日本の笑いのレベルは海外の足元にも及ばないような気さえします。

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さて、世の相続トラブルの多くは、自分の視点から自由になれず、視野狭窄に陥ったことが原因になっているかもしれません。「相手が悪く、自分が正しい」「自分が損をして相手が利益を得ている」と。しかし、ちょっとした視点の転換とこだわりを捨て、一呼吸ついて冷静な視点を取り戻せば、事の解決は案外容易に運ぶかもしれません。それに気づいて貰い最後に笑顔になっていただけるよう努めるのが私たちの仕事と再認識しているところです。

絶えず移り変わる社会、心配事、悩み事など、誰にも不安はつきものです。私たちは真摯にお話を伺い、最後に不安が解消され笑顔でお帰りいただければと、そんな思いでお客さまとお付き合いさせていただいております。

 

税理士法人LRパートナーズ
代表社員 所長 小関 和夫

 

 

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