孤独のリスク

コロナ禍において緊急事態宣言、まん延防止等重点措置など施設の休業や時短営業、外出の自粛で友人に会えない、他府県に住む家族にさえ会えない日々が続いている中、「孤独」のリスクについてラジオから聞こえてきました。

「孤独」は深刻な病。孤独そのものが人の体と心をむしばんでいっています。

そのリスクは【1日タバコを15本吸うことに匹敵する】という内容でした。

その後調べてみると他にも

❖アルコール依存症であることに匹敵する
❖運動をしないことよりもリスクは高い
❖肥満の2倍リスクは高い

などとも言われているそうです。

また、孤独と疾病との関連の研究結果は数多くあり、うつ病や統合失調症、心臓病、血管疾患、がんなど多岐にわたる病気のリスクが孤独によって高まっているというのです。

本来、人間は「社会的動物」で孤独になることを避ける生き物。人間が外敵と戦い、生きながらえていくためには他者との結びつきが必要で孤独は「死」だったため、人間の体は孤独に対して強いストレス反応を示すように設計されているそうです。

この状態になると、体内でストレスホルモンが増加し、高血圧や白血球の生成に影響を与え、心臓発作などが起こりやすくなるとされています。また孤独な人ほど炎症を起こす遺伝子が活性化し、炎症を抑える遺伝子の動きが抑制されるため、免疫システムが弱くなり、感染症や喘息などへの抵抗力が低下。これが「孤独」がさまざまな疾病を引き起こしやすくする原因の一つになっているのだというのです。

政府は2021年2月19日に「孤独・孤立対策担当室」を設置し支援を行っています。
私が担当させて頂いているお客さまにボランティアで一人暮らしの方の話し相手やレクリエーションのお手伝いなどをされている方がいらっしゃいます。

新型コロナのワクチン接種が進んでいるものの当面の間は現在の生活様式が必要とされる今、会えなくてもメールだけで済ませず「声」を聴いたり、テレビ電話などを使って顔を見てつながりを確認したり、形は変わってもお互いが支えあい、助け合いながら過ごしていけることを願っています。

 



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