大事なのは経済だ・stupid

クリントン大統領の名言

会長

「Itʼs the Economy,Stupid」というのはアメリカ政治の決まり文句で、訳せば「要は経済なんだよ、馬鹿者」「大事なのは経済なんだよ、バカ」というような意味です。1992年米大統領選で挑戦者だったクリントン陣営が、再選を目指すブッシュ政権の経済失政をあげつらうために繰り返し唱えた合言葉で、クリントン初当選の原動力になりました。以来、アメリカでは選挙というとこのフレーズが繰り返され、…中略…、リーマンショックの時も「「Itʼs the Economy,Stupid」と言われたのです。大事なのは経済だと。(※1)

コロナ、GDP直撃、戦後最悪


8月17日に「GDP年27・8%減:コロナ直撃、戦後最悪」の見出しで4~6月期の緊急事態宣言下のGDP統計速報が報じられていた。

おなじく、「主要国経済1割縮小:リーマン時の3・5倍」とも報じられている。9月1日には「神奈川県内企業、4~6経常益97%減」とも報じられていた。

武漢で発生したコロナの流行はヒト・ヒト感染による感染が全世界的に拡大したため、パンデミック宣言が出され、国境閉鎖・都市封鎖など人の動きを徹底的に制限し、コロナウイルスの最大特徴である指数関数的感染爆発の抑止を図った。

一方経済はグローバル化によって、人や経済の交流が進み、日本もインバウンド4,000万人の目標に手が届くところまで人の動きに比例してその規模を拡大してきた。

その人の動きを止めたのであるから、人体の血流が止まるように、経済の血液と言われている「お金」の流れが一瞬にして止まったのである。だから、経済は「戦後最悪」の事態を招いてしまったのは当然で、課題はその間にどんな対策を立ててコロナ邀撃体制をとったかである。

感染を制御する!?

「国民全員PCRをやっても感染を制御できない」(※2)と言ってPCR検査の国民全員の実施を忌避している専門家の発言があった。

しかし、私は「まだ世に知られて半年余りの未知の生命体」、ワクチンはもとより確立された治療法や薬剤もないコロナウイルスとは共生できないし、むしろ徹底的に制圧しなければならない。感染爆発の恐怖におびえながら生活するのではなく、明るい希望をもって生活できるようにしてほしいと思う。

だから、PCR検査を「コロナを見つけ出す検査」と位置づけ、定期的に、何回も何回もPCR検査を繰り返し繰り返し実施しコロナウイルスを見つけ出し完全に制圧することしかないと思っている(右下図)。

PCR検査

「今の武漢市は世界一安全だ」多くの市民が判で押したように語る。武漢市では5~6月、全市民約990万人を対象にPCR検査を実施、発表では無症状感染者300人が見つかったが、以降、市中感染が確認されていないからだ】と、3密回避、ソーシャルディスタンスのない市民の写真付きで9月4日産経新聞の特派員報告が掲載されていた。

徹底討論「経済」「感染防止」か:文芸春秋9月号の記事のタイトルであるが、クリントン大統領ではないが「大事なのは経済」であり徹底的にコロナを制圧し経済活動を正常化させることを新政権に要望したい。

(※1)DIAMOND ONLINE 2016.6.16加藤祐子
(※2)NEWS WEEK2020.8.4:「全国民PCR」が感染の抑制に役立たない理由

 



税理士法人LRパートナーズ
代表社員 小川 湧三
 

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