心の筋トレ

テレビなどでスポーツの試合を見ていると、大きなプレッシャーの中、選手たちはどれだけ精神力が強いのだろうと感じることが多々あります。劣勢になって心が折れそうになる場面がたくさんあっても、あきらめない姿はたくさんの人に勇気と感動を与えます。

♥メンタルトレーニング

最近ではスポーツ選手の「メンタルトレーニング」は常識的な概念になりつつあるようです。

メンタルトレーニングの歴史は、1950年代に旧ソ連の宇宙飛行士の自己コントロール法として始まり、オリンピックでスポーツ分野に導入され、1984年のロサンゼルスオリンピックでアメリカチームが多大な成果をあげると、日本をはじめとする世界各国にも広く知れ渡るようになったそうです。

♥心のコントロール

メンタルトレーニングは自分で自分の心をコントロールする能力を高めるために行います。

自分の心をコントロールするためには、自分の現状を把握し、課題を解決するためのトレーニングを行うことが大切です。生活全般の自身の感情や行動、身体や心の状態や課題、心と身体のつながりを知ることが心をコントロールするための第一歩になります。

スポーツ選手に限らず、私たちもこのトレーニングをすることにより、心理状態を整え、いろいろな場面で良い結果を導くことができるのではないかと思います。

♥ゾーンに入る

緊張や興奮のレベルが高すぎても低すぎても、パフォーマンスは低下します。緊張や興奮が高過ぎれば力みや焦り、注意散漫などにつながります。反対に、それらが弱過ぎるとボーッとしたり、集中できなくなったりします。理想的な緊張・興奮レベルで極度の集中状態になると「ゾーン」に入るそうです。トレーニングを重ねると意図的にゾーンに入ることができるといわれています。

私たちが生きていく上で、緊張や不安になる場面に直面することはよくあることです。ゾーン状態までのハイレベルには到達するのは難しいですが、ある程度心のコントロールができるようになると、たとえミスをしてしまっても落ち着いて対処でき、気持ちの切り替えをしてピンチを乗り越えられるでしょう。

心と身体の適度な筋トレをして、健やかに過ごしていきたいものです。

《出典》
  日本国立スポーツ科学センターHP
  一般社団法人日本メンタルトレーナー協会HP

お問い合わせ

神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします




心の筋トレ” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。