「後出しジャンケン」
本年もよろしくお願いいたします。
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この記事を書いている年末に与党の税制改正大綱が公表されました。
その内容についてここでコメントするつもりはありませんが、ここ数年このタイミングで感じていることがあるので、そのことについて少し書きたいと思います。
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皆さんは、「後出しジャンケン」という言葉を聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか?
私だったら、そうですね、「フェアではない」というところでしょうか。
毎年の税制改正の中では、(あくまでも制度の枠内で)事業者が工夫し努力して生み出した新しいサービスにすぐに税制の網が拡げられてしまうと感じることが往々にしてあります。
もしかしたら、新しいサービス・商品の創出を促すという意図があるのかもしれませんが、私は守られるべきルールの中で新しいサービス・商品を創出したことについては、むしろ逆にご褒美(優遇措置等)をあげて然るべきではないかと思うのです。
「頑張る」→「後出しジャンケン」→「頑張る」→「後出しジャンケン」(この繰り返し)
このようなサイクルになってしまったら、やがては「頑張らない(頑張れない)」になってしまうと思うのです。
あるいは「頑張ったことが報われる場所で頑張る」になってしまうのではないでしょうか。
(だって、「頑張るな!」と言われていると感じたとしても仕方ないと思いませんか?)
先般の都知事選での「小池ブーム」は、こんな「後出しジャンケン」に対する不満が一気に噴き出した、個人的にはそんな印象を持っています。
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このような「後出しジャンケン」は実は身近なところでも存在するものだと思います。
自分の言動がそうなっていないか心しておかなければ。
「人の振り見て我が振り直せ」
株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延
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