第338回 財産承継研究会
原価を知れば見えてくるリフォームの適正価格大公開
講師:
一般社団法人 優良リフォーム支援協会
理事 藤田 精 氏
アパート、マンション等の退去時リフォーム、また古いお部屋の間取り変更、設備の入れ替え等は賃貸経営をされている方々にとっては頻繁に発生する工事であり、費用負担もそれなりに大きくなりがちです。
今回は、リフォーム代金が適正価格なのかどうか見極めに必要な情報、安心して任せられる優良な業者さんの見分け方などをお話しして頂きましたので、その一部をご紹介します。
☆材料の原価
退去時リフォーム工事でよくあるクロス張替工事を例にしますと、原価は一般的なクロス1㎡あたり800円~1000円。大阪や福岡は安く、600円~800円となっているそうです。
また、カラークロスでは材料費が100円~250円が上乗せされるそうです。
☆優良リフォーム会社の選び方
請負契約書の記載内容に不備が無いことや、ユニットバスやキッチン等などのように長期間使う物のアフターフォローをしてくれることなどがポイントになります。
リフォーム業界では大手や老舗でも絶対は無いので、長い目で見るとアフターフォローをしている業者を選ぶことが良い選び方だそうです。また、住宅履歴情報の作成、保存をしてくれる業者さんはさらに良いそうです。
☆賃貸リフォームを安く発注する方法
リフォーム業者はそれぞれに得意分野があるので、それに合わせた工事を依頼すること。
工事打合せの費用(人件費等)は原価になるので、なるべく少なくすること。
基本、職人さんの単価は全国的にほぼ同じです。職人さんに値段交渉をするよりも、同等品でメーカーを変えるなどして材料の原価を低くする方がいいそうです。
☆ネット比較サイトについて
成約手数料、紹介料、サイト登録加盟料などのコストが10%〜20%位の原価の費用にあたるそうです。直接発注した方がこれらのコストがかからない分安く発注できます。
値段で業者を選ぶのも良いですが、結局は仕事内容で選ぶべきであるとのことでした。
♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥
2017年11月24日(金)予定 18時30分~20時30分
☎044-811-1211(石井・駒まで)
お申し込みは こちら
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