経営戦略を考えてみる 〜SWOT分析とは〜

経営戦略という言葉にどのようなイメージを抱きますか?

何やら小難しいものとか、うちの会社には関係ない、あるいはビジネス書を多少でも読まれる方であれば経営用語やフレームワークを想像される方もいるでしょう。〝経営戦略〟という言葉の定義はいろんなビジネス書において述べられていますが、ここでは様々な定義の中の一つを引用させていただきます。

❖競争に勝ち続けいていくこと

経営戦略の定義は分かりやすくいうと「競争に勝ち続けていくためにやれることのリスト」です。このように言い換えてみると「うちの会社には無関係」とは言えなくなるのではないでしょうか。企業にとって一番大事なことは存続し続けることです。負けることはすなわち倒産を意味します。問題は「ずっと勝ち続けていくために何をやればいいのか?」ですが、それを考えるための前提となるのがSWOT分析です。

簡単にいうと、自社の事業について「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つの側面から考えるツールです。

❖経営資源と市場機会の関係

内部環境を言い換えると自社の経営資源になります。経営資源とは例えば商品力、販売力、技術力、人材力、ブランド力、財務、ノウハウ等の有形・無形の資源をいいます。

外部環境とは大きく捉えると自社に影響を及ぼす政治的、経済的、社会的な環境変化や技術革新等を指します。直接的な影響では競合他社の動きや顧客ニーズの変化があります。

経営資源については競合他社より優れているかどうかで強みか弱みに分かれます。市場機会は自社の業績に有利に働くかそうでないかで機会と脅威に分かれます。なぜ企業が存続していくことが難しいかといえば、外部環境は常に変化していくためにそれまで自社の強みとされていたものが通用しなくなっていくからです。

それゆえに業績が悪化したのは内部環境、外部環境のどこに原因があるのかを分析することが必要となります。どのように分析するかは次の機会で述べさせていただきます。

SWOT分析

参考文献/『これだけ!SWOT分析』(伊藤達夫著)

 


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