マニュアル

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年寄りの冷や水 第28回

先日タクシーに乗ったら珍しい運転手に出会った。

はじめは気が付かなかったが「右よし」「左よし」と「指差呼称」をしているのであった。教育・訓練の時に指導を受けているのであろうか、忠実にやっていたのであろう。電車やJRの駅では駅員の人たちは当り前にやっている。安全確認のマニュアルとして定着しているし、見ていても感じが良いものである。

ロータリークラブやライオンズクラブなど外国発祥の団体はマニュアルがしっかりして、しかも会報など記録保存の習慣も確立して、在来型の日本の組織の運営とは非常に違っていて、入会した当時は非常に新鮮に見えたものである。ところが倫理法人会に入会して感じたことは、倫理法人会は徹底してマニュアル化されていたことである。会における諸行事は「辞令交付式」「各種役員会」「例会」「入会式」などマニュアルが整備されていて、誰が担当しても70~80%の出来具合でできるようになっている。

こうした諸行事に限らず「挨拶」「動作」なども賛否はあろうが揃っていてすばらしい。「見た目がすべて」という言葉があるが、人の第一印象を良くする「しつけ」「身だしなみ」などと同じように挨拶ひとつ、返事の良しあしひとつがその人の人生を変えていくのだとすれば良い習慣を身に付けるには倫理法人会は一つの道場と言えるのではなかろうか。

小川 湧三

 


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