「定義付け」

社長先日スタッフと私たちの業界の成功事例についてテーマとした研修に行ってきました。

ある業務の領域について、継続的かつ安定的に案件を受託し収益を上げている事務所の実例ということでどんな気づきが得られるか楽しみに参加しました。

❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖

研修を受けて一番興味深かったことは、マーケットの捉え方が一般の大部分の事務所と違っているということでした。

通常会計事務所があまりマーケットだと考えていなかったところがマーケットだと考えているということです。

そう考えると、今まで他の事務所が手を付けていないマーケットが広がってきます。

あとはそのマーケットのお客さんにフィットしたサービスを提供する仕組みを整えればいいわけです。

(他業種との競合はないわけではないのですが、そこは会計事務所の強みを活かしたサービスを提供することで優位性を確保しています。)

❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖

私は、マーケットの捉え方の違いは、「○○」という業務の領域の捉え方の違いに起因するのだと思います。

さらに言えば、「○○」という言葉の捉え方・理解が違うということです。

実は「○○」という言葉から持つイメージは人によって異なるものです。

同じ「○○」について話をしているのに話がかみ合わないといった経験は皆さんにもあることでしょう。

言葉の定義付けをすることで、認識が共有化され、同じ土俵で考えることができ、共通の認識の下で行動することが可能になるのです。

❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖ ❖

マーケティングにおいては、提供するサービスの価値(コンセプト)とサービスを提供する相手(ターゲット)をきちんと整合させることが必要(必須)だと言われます。

これはまさに提供するサービスのコンセプトとターゲットの定義付けを行うことに他なりません。

もしそれが現状に合わなくなったとすれば、現状に合うように再定義をしていくことを繰り返していくのがマーケティングなのかもしれません。

 

株式会社LR小川会計
代表取締役 小川 泰延


神奈川県川崎市で税理士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします


お問い合わせ


 

前の記事

パナマ文書