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倫理経営やぶにらみ

倫理経営やぶにらみ

経営者は絶えず一人で決断し実行していかなければならず、それが自信となる反面独善ともなる。私自身、自分を振り返っても、自分の独善をチェックし内省する機会や「芯」を持っていたとは思えない。

倫理法人会では憲章で「経営者の自己革新を図る」ことを掲げている。

自己革新とは〝経営者が「より良い生活習慣と豊かな人間性」を備えた人になる〟〝なごやかでゆるぎない家庭を築く人〟になることが倫理法人会で目標としている自己革新である。自己革新とは自分を変えることで「他人を変えようとしないで自分を変えなさい」という。

脳科学者の話によると、脳は目や耳や手足や皮膚など外部からの刺激・情報によって判断しているそうだ。だから脳が「笑え」と指令して笑うのではなく、笑った表情から笑いに伴う〝うれしい〟とか〝楽しい〟とか判断しているのである。

人間は数十兆個の細胞からなっている。しかもその細胞が数カ月で入れ替わっている。一度習得しても磨かなければ廃れ、衰えていく。だか
ら倫理法人会ではどんな小さなことでも「良い」と思ったことはすぐ実行しなさい、という。

「いつでも、どこでも、誰 にでも」できる生活習慣になるまで続けなさい。意識して行動しなくても、自然にできるようになったとき、周りの人が「変なことをやっている人」から「あの人は変わったね」と評価を変えて初めて〝変わった〟ことになるのである。

小川  湧三

 


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