「受け売り」の勧め

4月から8月にかけては、年度始めの経営方針発表、新卒採用の会社説明会、インターンシップとLR小川会計グループの向かうべき方向について考え、そして伝える機会が続きます。

自社の向かうべき方向を考え、これをスタッフに伝えていくのは私の一番大きな役割です。

そしてスタッフは仕事を通じてお客さまにそれを表現してもらうことになります。

また説明会等の場で社外の第三者に伝えていくのも基本的には私の役割になります。

ただ最近は、幹部やスタッフにやらせてみたいと考えることがあります。

理由は、そこでまったくの第三者に説明してもらうことで、(正直怖くもありますが)彼らの理解度が見えるだろうと思うからです。

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インプットした情報の理解度はアウトプットしてみて初めてわかると思います。

アウトプットしてみると、自分の理解していないこと(腑に落ちていないこと)は言いよどんだりして相手にも伝わってしまいます。

私自身、社長になって会長(小川湧三)が創り上げてきたものを引き継ぎながら年度始めの経営方針発表を自分の言葉として(表現を変えたりして)伝えられたのは3年目くらいでした。

あるスタッフから「今年は社長の言葉でしたね」と言われました。

私の言葉を幹部からスタッフに伝えてもらう場合にも同じようにギャップが当然あるはずです。

これのギャップを埋めるためには、アウトプットの機会を作って理解度を高めて、意識の共有化を図っていくことが大事だと改めて感じています。

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実は若いスタッフには、「お客さまのところで上司や先輩の受け売りができるようになれ」と話しています。

理解の深浅はともかく、受け売り(アウトプット)ができるということは、少なくともその話題の筋道は自分なりに理解できている(消化できている)ということだと思うからです。

情報のインプットとアウトプットは表裏一体なのです。

株式会社LR小川会計 代表取締役 小川 泰延

 


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