『制約』

4月に入りました。年初が一つのスタートの時期ですが、確定申告が終わって新しいスタッフを迎えるこの時期は、私たちにとってまた一つの大きな区切りの時期となります。

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今年の確定申告は、私自身はちょうど研修のスケジュールが重なり 10日余 り稼働日が少ない状態となりました。

例年に比べて時間的な制約が大きかった状況です。

私が今回意識したのは、

① まとめて仕事をしない(在庫(資料)を溜めないこと)
② 一方で、手待ちが出ないように在庫 を持っておくこと
③ 次の工程に回せるものから処理して いくこと

の3点でした。

結果としては、比較的スムーズに進められたと思います。

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上手く進められた要因はどこにあるかというと、時間的な制約に合わせて仕事を組み立てていったことだと思います。

研修等で使えない日を基準に進捗の目標や余裕(バッファ)を自分なりにある程度コントロール(マネージメント)できていたということでしょう。

実は、終わってから振り返って一番感じているのは、かえって制約があった方がコントロールはやり易いということでした。

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どんな仕事でも程度に差はあれ何らかの制約(ex.納期、品質、コストetc.)のもとに行われているものです。

もし制約が全くない状態で仕事をしたら(もはや「仕事」とは呼べず「趣味」の世界でしょうが)、素晴らしい仕事ができるでしょうか?

私にはそうは思えません。

制約を受け入れて、その制約に合わせて(逆手にとって)いくことで、その仕事についていろいろな工夫も生まれ、仕事を上手くコントロールすることができると思うのです。

もし上手くコントロールできない仕事があったとしたら、自分で制約を設定してみるのもいいかもしれません。

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昨年末にコミック版が刊行された「ザ・ゴール」は参考になりますよ。

 

株式会社LR小川会計 代表取締役 小川 泰延

 


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