「土地の有効活用として、介護福祉施設を建設された事例」

財産承継研究会♥第 311 回

【テーマ】
「土地の有効活用として、介護福祉施設を建設された事例」

【講 師】
施工業者/大宗建設株式会社 営業部 角田勝己氏
事業者/パナソニックエイジフリーサービス株式会社
関東エリア統括部 工藤貴英氏

今回は古いアパート3棟取り壊し、 介護福祉施設を建設された事例の物件見学をさせて頂きました。今回建設されたのはショートステイとデイサービスという事業形態です。立地は最寄り駅から徒歩 10 分、延床面積は300坪、敷 地面積300坪、建築費が2億2000万円程、月々の賃料としては150万~160万円ほど見込めます。

建物はパナソニックが開発したテクノストラクチャー工法という最新技術による木造です。

♣ テクノストラクチャー工法の特徴

1 地震に強い。建物を支 える梁に鉄を入れて補強する、木と鉄の複合梁を使用しています。

2 1棟ごとの構造計算。物件ごとに構造計算をすることで土地に適した耐震性の高い建物を建築できます。

3 取扱店制度による「選ばれた」施工会社体制。採用が認められた取扱店が建築します。

4 様々な土地に柔軟に対応し、魅力ある大空間を実現。

5 鉄骨造と異なり耐用年数が短い。木造建物とされるため耐用年数が短いため、早期に償却が出来ます。

◎福祉介護施設に よる土地有効活用 のメリット

① 20 年~ 25 年の長期賃貸契約
②立地は 利便性が良くなくても構わない
③保守点検費用や壁紙張替、各設備のメンテナンス費用等は事業者負担
④社会的貢献

△福祉介護施設による土地 有効活用のデメリット

①満室時のアパート、マン ションほど収支は良くない

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土地の有効活用を考えた時、鉄筋・鉄骨造では資金的に難しい場合、木造建築にすることにより建築コストを抑え、資金回収を早めることが出来ます。

ただし一般的な共同住宅を建てるよりも利回りは多少低く、事業者の倒産等のリスクもあります。しかし長期的に安定した経営が出来る高齢者・認知症の方向けの介護福祉施設建設は団塊世代が 75 歳 となる2025年に向けて需要はあり必要とされています。

 

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