「因数分解」

梅雨も明けていよいよ夏本番ですね。 さて、今回のタイトルは「因数分解」です。

私たちを含め企業が事業を行う大きな目的は利益を生み出すことです。利益を生み出さなければ、組織を維持することができませんし、企業が掲げる理念を達成することができないからです。

利益は大雑把に言ってしまえば、売上からかかった費用(経費)を差し引いたものです。利益を増やすには、売上を上げるか、経費を減らすということになります。

つまり売上を上げる方策を考えるか、経費を減らす方策を考えることになります。では、どうやったら売上が上がるのでしょうか?「売上」という言葉だけ見ていてもなかなかどうしたらいいのか思い浮かばないと思います。

ここで「売上」を次のように因数分解してみましょう。

売上 = 客数×客単価

売上は客数と客単価の組み合わせなります。つまり売上を上げるためには、客数↑か客単価↑を考えることになります。

具体的には

①客数↑×客単価↑
②客数↑×客単価↓
③客数↓×客単価↑

の組み合わせの中から取るべき方策を見つけていけばいいことになります。

例はごく一般的なものですが、問題を解決していくときにはその問題を要素に分解して考えることが大切です。全体をぼんやりと眺めていてもなかなか解決の発想は浮かんできませんし、出てきた答えもぼんやりとしたものになってしまいます。

例えば業務の効率化を検討するという場面でも、現状の業務フローを目に見える形にした上で、どの工程に手をつけていくかを考えることが大事です。問題を考えるときは、要素に分解して分析的に考える癖をつけていきましょう。

 

株式会社LR小川会計 代表取締役 社長 小川 泰延

 


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