少子高齢化時代の「ニューリッチ賃貸派」とこれからの賃貸住宅経営

第265回 財産承継研究会

10月22日(金)横浜TOCビル

少子高齢化時代の「ニューリッチ賃貸派」とこれからの賃貸住宅経営
オール電化で実現する快適なくらし

平成22年4月にオープンした横浜TOCビル17階東京電力ショールームにて開催しました。今回はパナホーム㈱・東京電力㈱の方々に講師をお願いし、最近の賃貸住宅の傾向についてお話を伺いました。

ショールーム内の見学では、IHクッキングヒーターやエコキュートなどのオール電化機器を体験できます。

中でも、施設内にあるモデルルームゾーンは、間仕切りのないワンルームがスイッチ1つでキッチンやルームシアターなどライフシーンに合わせた照明と間取に切り替わりました。ショールーム内と感じさせないほど、オール電化のエコ生活はクオリティーの高い住環境でした。

少子高齢化時代の「ニューリッチ賃貸派」とこれからの賃貸住宅経営

パナホーム株式会社リーダー 児玉 勇 氏

少子高齢化の現在、単身時・結婚後・子育て期・子供独立期・退職期・高齢期のライフステージに合わせ、住宅の借り換えを行う「住み替え派」が増えている。その中でも「ニューリッチ賃貸派」と呼ばれる20代〜30代の若い世代の人たちは、賃貸住宅に快適性や機能性を求め、グレード感に敏感であり、戸建て感覚で住むことのできる賃貸住宅を求めている。オーナーにとっての戸建て賃貸住宅のメリットは次のようなものが挙げられる。

①狭小・変形間口の土地活用に対応できる。
②将来の土地活用において一部転用などの柔軟性がある。
③土地相続・贈与時期に分割承継しやすい。
④将来の建替え時、空室状況に応じて随時建替えが可能。
⑤分筆すると借入の担保設定時も柔軟性がある。

当社では賃貸住宅の計画にあたり、その地域の賃貸住宅市場の規模や計画地の立地の評価を決め細やかに検討することをお勧めしている。入居者のターゲットを絞り込み、ライフステージに合わせた物件を賃貸派へアピールすることで安定した入居率につながる。

また、外観デザインだけに頼ることなく、間取りや設備・仕様についても他物件に差をつける付加価値作りを工夫することが重要である。入居者にとって魅力ある立地、住心地、外観を備えた賃貸物件にすることで家賃設定を高めにすることも可能となる。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2010年11月26日(金) 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(渡部・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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