2010年10月開催LR小川会計MGレポート
LR小川会計マネジメントゲーム 〜MG開催レポート〜
2010年 10 月7日(木)8日(金) エルアールビル8階
今回は7社10名のお客さまにご参加いただいて、4卓 21名(2日目は3卓)のこじんまりした 雰囲気で行われた。お客さまは各社ともテーマを持って参加されており、5期終了までにあらゆる努力を傾注する様子は、ゲーム全体を盛り上げてくれた。そこで、参加者の皆様が目指しておられる、日々の意思決定に役立つMG効用についてふり返ってみることとする。
ビジネスパワー分析
今回は初MG(初めてMGに参加された方)が1名、2 回目が1名という初心者の少ない、ベテラン揃いのMGだったので、進行上余裕が感じられた。
ビジネスパワー分析を行うことができたことは、これまで体験できていなかった方には朗報だった。MG参加姿勢を通じて、他人から見た自分の印象を聞けるのは貴重な体験である。
以前コンサルタント会社の中堅社員研修でも、評価項目に違いこそあれMGで行っている「ビジネスパワー分析」と同じ形式のカリキュラムが組み込まれていた。広く一般に実施されている社員教育ツールなので、評価項目を工夫して社員研修で応用されることをお勧めする。
「利益感度分析」について
利益感度分析の講習は、大部分の参加者がいつも克目する内容である。繰り返し参加している参加者は、毎回内容理解度が深まるのを実感されている。西先生は標本値で説明されているので、現場では自社の実績値を使用しなければならない。
継続参加で体感できること
①全員経営について
(株)日本システム研究所の松下社長は、次々に新入社員にMG研修に送り込んでこられる。松下社長は社員の方にも「経営者的視点に立ち利益を出すための意思決定」を期待しておられる。そのために社長が率先垂範しますと述べられている。
社員全員がこの視点に立って意思決定し、実践されればまさに「全員経営」となる。MG精神の現場実践にエールを送りたい。社員の皆さんがMGに集中して取り組み、毎回参加するなかで経営感覚を磨いて、社長の意向を十分理解して日ごろの業務遂行にあたれば、業績アップすること間違いなしである。社長自ら社員と一緒に参加して、経営者の意向を示し固い絆を確かめ合うことの意義は大きい。
②利益感度分析の応用
利益感度分析はその入り口を教えていただいている。その先の研究は自ら工夫するか、MG仲間で情報交換して応用方法を考える必要がある。アイデアはMGで実験してみる方法もある。
③コンピュータの応用
実務でMGを応用するにはコンピュータソフトの力を借りなければならない。多くの応用例を知るには、MG仲間に入ることである。使用しているソフトはマイツール。当社のMGと並行してマイツール研究と称してマイツール愛好者が集まっている。
④MGの継続参加をお願いしたい
MGは最初の関門突破がむずかしい。初MGの方が、こぞって2回目に参加していただければ、愛好者はもっと多いはずである。大部分の方は1回目で、ルールを知るだけで精一杯であるが、その後は必要性を自覚する状況(強制的に参加させる仕組み、先輩経験者の体験談に触れるなど)に身をおくことが必要だろう。
前述したように、MGの応用、コンピュータソフトの使用方法研究にはじまる、MG活用の環に入るメリットは計り知れないものがあるのではなかろうか。
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