「伝わってますか?」
今年も残すところ1ヶ月となりました。皆さんにとって今年はどんな1年だったのでしょう。あと1ヶ月、良い1年だったと思えるようにしたいですね。 「終わりよければすべて良し」ということで。
以前にも書いたことがありますが、今回は再び、人に何かを「伝える」ということについて書いてみたいと思います。例えば、人に何かものを頼んだときに、相手が自分の思ったとおりにやってくれなかった経験は皆さんにもあるだろうと思います。
思ったとおりの結果がでなかったことに対して皆さんはどう考えますか。「言ったとおりにやってくれなかった」というように相手が悪かったと考えますか。それとも、「もっときちんと説明しておけば良かった」と自分が悪かったと考えますか。
すべての場合がそうだとは言えないかもしれませんが、思ったとおりの結果が返ってこないということは、頼んだことが相手にきちんと伝わっていないということだと思います。
人にものを頼むときは「5W1H」を相手に伝える必要があります。ただ、「5W1H」の伝え方は一定ではありません。相手の知識や経験によって変わってくるでしょう。相手の知識や経験・能力が十分でないときは、言葉の意味などを補足する説明が必要となったりします。
伝える相手がどういう人かを自分が見極めないといけません。もし頼んだ相手が自分の思ったとおりのことをしてくれなかった場合は、きちんと伝えられなかった自分が悪いのだと思うのです。
取り引きの場面や組織の中では、依頼が間違いなく相手に伝わるように「注文書」・「指示書」といった書類で伝達するようにルールが作られていま す。それでも間違いがあった ときは何か伝え方が悪かったのかもしれません。相手にきちんと伝わったかどうかを確認することも伝える側の責任だと思います。
私自身は伝えることが上手ではないと思っていますので、今回のテーマは自分自身への反省も込めています。
今年も1年、皆さまには大変お世話になりました。 また来年もよろしくお願いいたします。
株式会社LR小川会計 小川 泰延
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