財産管理法人の資産運用Part4

第264回 財産承継研究会

○財産管理法人の資産運用Part4○

アクティブ投資とパッシブ投資

講師
税理士法人LRパートナーズ小川湧三

これまで「財産管理法人の資産運用」として、外貨資産への毎月一定額の積立型投資のお薦めをしてきました。

今回は、投資信託などの運用方法による、パッシブ投資とアクティブ投資の違いについてです。

パッシブ投資とは、日経平均やTOPIXなどの市場の平均値と同じような動きを目指して行う運用手法であり、対して、アクティブ投資とは、市場の平均値やインデックスを超過することを目指しています。

アクティブ投資は、収益性や成長性、市場環境による値上り予想等により銘柄や商品を選択して、市場平均を超える収益を実現することを目指して運用することです。

しかし、プロの投資家でさえ市場の平均値に勝ち続けるのは難しいです。そこで、運用を目指す初心者や時間を割けない人に対しては、市場の価格変動に神経を使い、一喜一憂する運用方法より、パッシブ投資により将来10年後を見据えた長期的な投資スタイルが適しています。

財産管理法人のオーナーの方々は、不動産の管理運用には馴れていますが、証券投資には不馴れの方が多いので、毎月一定額の積立型投資を行いながら、ゆっくりとファイナンシャルリテラシーを身につけ、併せて財政破綻のリスクヘッジとして外貨資産を保有し、将来の経済不安に対処しましょう。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2010年11月26日(金) 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(渡部・駒まで)

お申し込みは こちら

 


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