新時代の賃貸経営「シェアハウス」大研究

第264回 財産承継研究会

○新時代の賃貸経営「シェアハウス」大研究○

㈱ハートビルダー代表取締役林弘明氏

「シェアハウス」とは、一つの家を複数の人と共用して暮らすことを言います。

キッチンやリビング、シャワーなどは入居者全員で共用し、部屋は一人ずつ個室を利用するというプライバシーを守りつつ、共同生活の楽しさも味わえるシステムで、今後ますます拡大することが予測される新しい「住」文化の形態です。

ワンルームマンションとは違い、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」という言葉があり、女性の1人暮らしの不安なども解消されることや、新しい人間関係を作ることのきっかけなどが好まれ話題となっています。

当社は、シェアハウス建築にあたり、ファミリータイプの部屋の図面を起こしてから、シェアハウスの図面に取り掛かります。将来シェアハウスの入居率が落ちた場合、シェアハウスをファミリータイプの賃貸物件へと改装可能物件としており、10年後の競争力も視野に入れ、このような方法を取っています。

また最近では、コンセプト型のシェアハウスで、自転車が好きな人に向けた物件を手がけました。玄関から入ると自転車を置けるスペースを確保した部屋です。

このようなテーマやコンセプトを決めた物件は、従来募集が難しいものでしたが、ITの発達により募集の効率化につながりました。当然さまざまなニーズがあるため、シェアハウスも色々な形態があって良いと思います。

他に、シェアハウスの運営管理もお手伝いしており、ご希望によってはオーナー様自身で運営して頂くこともできます。

ただし、シェアハウスの運営は、ワンルームマンションとは違い少し手間や注意する点があります。

例えば、入居者との契約も短期間の定期借家契約から始め、面談などを設定することにより、不良入居者を出さないようにする。またシェアハウスの空間や秩序を壊さないように努める事などです。

運営当初は一緒に行ない、ノウハウをオーナー様へお伝えし、それからオーナー様自身で運営して頂くこととしています。ワンルームマンションでは立地が重要視されますが、シェアハウスでは、設備やコンセプトが重要だと考えています。新時代の賃貸経営として、土地の有効活用を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

♥ 次回の財産承継研究会の開催日 ♥

2010年11月26日(金) 18時30分~20時30分

☎044-811-1211(渡部・駒まで)

お申し込みは こちら

 


神奈川県川崎市で税理士・社会保険労務士をお探しなら

LR小川会計グループ

経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします


お問い合わせ