中小企業の共通の悩み

事業継承

No110_1815710事業をされているお客さまにとって、共通の悩みの一つが、事業承継だと思います。

この何年かの間に、「中小企業の事業承継」というタイトルがセミナーのテーマや新聞の見出しとして目につくようになってきました。また、平成20年度の税制改正においても、「事業承継税制」が大きなテーマとなっています。

中小企業の事業承継は、それ自体は決して新しいテーマではなく、もともとすべての中小企業にとっての課題であったものが、近年後継者不足により廃業される企業が増加したことによってクローズアップされてきたものです。

私たちのような会計事務所においても、後継者のいらっしゃる会社を中心に相続対策として株式承継対策等に取り組んできたところです。ただ、株式の承継は、事業承継の一つの大きな要素ではありますが、これだけで事業承継の問題が解決するわけではなく、その他にも解決しなければならない要素があります。私たちが株式承継対策に取り組んできたのは、私たちがその立場の性格上、相続(税)といった切り口を中心にしてお客さまの事業承継をサポートしてきたということです。

事業承継は、後継者の育成など一朝一夕にできるものではありません。中長期のプランを立てて実行していく必要があるものです。まず時間をかけて事業承継プランを立てていくことが大事になります。

中小企業の経営者にとって、会社というのは自分の子供のような存在だと思います。(子供以上に大事だとお考えの経営者の方もいらっしゃるでしょう。)そのような経営者の方にとって、ご自身がリタイアするときのことを考えろというのは気分のいいものではないと思います。しかし、長年お客さまの相続に関わらせていただいた経験から申し上げれば、相続で相続人の方が苦労されているのは、多くの場合財産を残される方が将来の道筋をつけていなかったからであるような気がします。

事業承継についても、ご自身が元気なときに、ご自身のこれからの幸せを含めて考えていただきたいと思います。

私たちもお客さまと一緒に最善の道を考えるパートナーになりたいと思います。

 


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