税理士滝田の公開セミナー レポート (後編)
皆さまとのひとときを大事にしたい…
〔今月のテーマ〕
「税務調査」の過去・未来
このセミナーは、「皆さまとのひとときを持ちたい」という気持ちで始めたもので、楽しいひとときになることを期待します。
◆税務調査の素朴な疑問 (後編)
⑤なにを みるの?
税務署は過去3年間以上の申告内容を見ています。最近では、決算書の科目ごとに前年対比が一覧できるように、OCRでデータベース化されています。申告には、会計帳簿は提出していませんので、申告のベースになった原始記録、帳簿・記録・メモ・手帳・その他あらゆるものを見に来ると考えてください。
⑥自宅にも くるの?
自宅にも来る可能性があります。事業と個人自用のものがきちんと区分されているかどうかが調査のポイントになることが多い。店舗併用住宅などで金庫が自宅にある場合など、ちょっと見せてくださいとなることがあります。
⑦動向は わかるの?
稀に、税務署側で地域・業種・規模などを決めて、一斉に調査するといことはあるようだとは聞きます。そろそろあの業種・会社が…など、事前に調査動向を知ることはできません。本日の資料に添付しましたが、プレスリリースで「1件当たりの申告漏れ所得が高額な業種・所得金額」が発表されていますが、結果であり、参考程度とお考えください。
⑧ことわれるの?
税務調査に対して、答弁せず・偽りの答弁をする・検査を拒む、妨げる、忌避した者には、懲役・罰金に処すとなっています。前出の任意調査での突然の税務署の訪問に対しては、調査自体を拒むということではなく、税理士の立会いを求めたい旨を告げ、調査日程の調整を申し出てください。
⑨続けてくるか 前回のことは問われるか
必ずということではありませんが、税務署では、税務調査の記録を残していますので、過去の調査での指導点の改善はあるかなど、過去を問われる場合もあります。また、1回の調査では全てを見ることができないので、2日・3日と延長を求められることもあります。
⑩昼はどうする?
昼食の準備をする必要はありません。近所に食事をするお店がないなど、特殊事情の場合は、実費を払い昼食をとることもあります。最近、調査官は昼食は外でとります。
税務署に調査されるということは、気持ちの良いことではありませんし、心配不安を感じます。私ども税理士が立ち会うことで、お客さまのストレスの軽減・調査の時間短縮ができますようお役に立ちたいと考えております。
税理士法人LRパートナーズ
税理士 滝田 司
■次回の開催
2008年5月21日(水)
「税務調査」の過去・未来(法人編) 高津市民館 第6会議室
お申し込み・お問い合わせ
企画開発室まで ℡044(811)1211
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