LR小川会計MGの変貌
MG大会の開催は平成元年から続けている。途中1度だけ開催中止の年度があったが、継続開催の原則を守ってきた。 平成17 年からは年間4回開催するまでになった。
最初はゲームの勝敗が中心
私は平成6年4月、初めてMG大会(当時の呼称)に参加した。場所は老舗「亀屋会館」。参加者数は、 10 卓あったから 60 名余りと記憶している。
お客さまは数名で、職員が大多数を占めていたから、典型的な社内MGであった。今回初参加の阿部博様とほぼ同年代だったので、阿部 博様にお教えしていたように、西先生は私の資金繰り表をみながらルールを説明してくださった。
思い起こすと、ゲーム開始していざ販売となるとなかなか売れない。丁寧に説明してくれるが、頭の固くなっている私にはピンとこない。そのうち青チップの数によって圧倒され、まったく売れなくな り、参加意欲を喪失してしまったことを、今でも鮮明に思い出す。
さらに決算となると会計事務所のMGだから、とても早かった。終った方が親切に教えてくれるが、当人にとっては途中の記帳ミス、転記ミス、集計ミスが重なってやり直しが続く。生来の負けん気が災いして、余計にミスを重ねることになり、最終的に決算内容ばかりでなく、計数力も最下位を低迷するはめになってしまった。ゲームの仕組みには感心するものの、全員参加の号令がなければ、とうの昔に諦めていたであろう。
丁寧な教えあいが当たり前
ここ数年お客さまがたくさん参加されるようになった。しかしながら初MGのハードルは決して低くはなっていない。似通った条件が揃えば、私の体験は、たちまち再現される。初MGの方が3分の1を占めるに至ったので、ゲームの面白さを体感していただけるし、決算もじっくりサポートするようになった。
全国各地からたくさんのプレーヤーが参加して、一層暖かい雰囲気が醸成されつつある。初MGが多くなる傾向は、当社だけでも順番待ちの状態の方が大勢いるので当分続く。決してアンチMG群を増やしてはならないと思っている。
戦略MG実践者が増えた
次はMG精神の真の理解者の増加傾向がはっきりしてきたことを検討してみたい。MG大会参加の関心事は、もっぱらゲームで好成績をあげることだった。したがって価格競争に勝つ方法を色々考えてみた。安い価格を提示するには、青チップをたくさん用意することくらいしか思い浮かばなかった。
やがて後方支援に専念するようになり、ベストプレイヤーのやり方を拝見してはじめてチップの使い方、大型機械の導入等を組み合わせると、売上(PQ)があがることがわかった。薄利多売戦略、高価格販売戦略も拝見した。お客さまは現実の世界の現象をゲームで実験しておられた。これで消極的な姿勢は吹き飛んでしまった。
気合の入った プレイヤーが増えた
プレイヤーの精神面で観察すると、気合が入っている卓は、元気がいいからスピード感溢れる雰囲気になる。ス ピードは販売機会を増やす。スピードの速い卓は売上額が高い。前向きなプレイヤーは気後れしているプレイヤーに奮起をうながす。初心者が楽しくプ レーすることができ、苦手な決算を要領よく教えられれば、経理にも自信がつく。西先生がMGの合間に教えておられる科学経営、戦略経営そして全員経営を少しずつ理解されつつあるようだ。
ゲストプレイヤーの講話は 参加者の宝物
ゲストプレイヤーは西先生が語るMG精神を、自社の経営理念に織り込まれ、自らの言葉で語っていただいてきた。各地で開催されているMG大会では、MG仲間が集ま りゲームの腕を磨くとともに、各種情報交換を楽しみと している。幸いなことに、当社のMG大会には有志が多数ご参加いただくようになった。これから経営者の仲間入りする方には是非ご参加いただきたい。
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