ホームページやブログそのものが売れる?!
東京IT新聞で気になるサービスを見つけた。
あなたのサイト買います。売ります。
サイトキャッチャーというサービスを提供しているメディアネット㈱がそのサービス提供元。無料で配布されるIT関連のトレンドニュースである「東京IT新聞」の運営会社でもある。
仕組みはこうだ。
更新の意志がないサイトやサイトの維持が意味のない停滞サイトを意欲的にメンテナンスできる第三者に有償で譲渡する。
譲り受けた側は、現段階までで構築された情報やコンテンツを利用して、自社のPRやコンテンツの厚みを増すという手法だ。
例えば、放置されているネットショップの仕組みだけを買い取り、自社の商品情報を登録してショッピングシステムを再利用することでショップ構築にかかる費用を圧縮するケースなどが想定されている。
売買は個人間のみならず個人と企業間、あるいはその逆も可能となっている。
ホームページ制作を業務としてやっていると、サンプル段階で複数のデザインを要請されることが度々ある。最終的には何か一つのデザインが採用されるのだが、採用されなかったサイトデザインも複数生れてくる。
概ねその不採用のデザインはお蔵入りして他に転用されることはない。
しかし、その不採用デザインにもある程度のコンテンツを載せて自ら運用し、アクセスが確保できるようになってきたら、そのアクセスとデザイン性、機能性を転売するという手法が可能となるだろうと考える。
従来は個々の要求に合わせて作り、納品することで完結していたが、今後はそのサイトがどんな集客を呼びそうか、という期待や機能が販売されることになっていくのであろう。
実際に休眠サイトを買い上げる需要はどの程度あるものなのだろうか?サイトの売買ということには興味を惹かれるがビジネスとしてどの程度成立するのだろうか。
神奈川県川崎市で税理士をお探しなら
経営者のパートナーとして中小企業の皆さまをサポートします