2006年税制改正のポイント・影響・対応策、アパート・マンションの防犯予防と対策

第211回 財産承継研究会レポート

【第1部】ビデオ研修
「2006年税制改正のポイントと影響と対応策 下巻」

㈱FPステーション代表 公認会計士 天野 隆 氏

下巻では個人向け税制について

①「住宅取得資金の特例延長」相続時精算課税の特例を2年間延長。贈与時に税金はかかりませんが相続時に贈与分が加算されることに要注意。そして今までの暦年課税(5分5乗方式)は2005年12/31で予定通り廃止。

②「土地流通課税の特例延長」不動産取得税の宅地の取得において課税標準を価格の2分の1とする特例措置を3年間延長。登録免許税では所有権移転軽減税率が廃止。土地については一部優遇措置の据え置きあり。

③「所得税から住民税への税源移譲」個人住民税は10%にフラット化(2007年度分以後)。所得税は5%~40%に(2007年分以後)。納税者の税負担が極力変わらないようには配慮されている。

④「定率減税の廃止」2006年は2分の1。適用時期は③と同じ。

⑤その他減税部分では「寄付金税制」の見直し「損害保険料控除を改組」「地震保険料控除の創設」等。増税部分では「無申告加算税の引き上げ」「酒税の見直し及び煙草税の引上げ」等。お酒・煙草愛好家にとっては直にでも懐に影響が…

【第2部】 アパート・マンションの防犯予防と対策

㈱光正工務店戦略企画室 畠山昭裕氏

マンションが犯罪に使われた事件は記憶に新しいところです。最近の犯罪データから犯罪の傾向・犯罪心理などを交え防犯対策について畠山氏より講演をして頂きました。ポイントは3つ、

「狙われにくくする」
「侵入されにくくする」
「異常を知らせる」

案外無用心なのが“郵便ポスト”気がつかないうちに重要な個人情報が盗まれている。ポストにも鍵を!

共同住宅の場合は駐車場・駐輪場・ゴミ置き場等の管理状態も要素のひとつ。乱雑な物件ほど狙われやすい!又1階だけではなくマンションの最上階は住人の防犯意識が薄れている場合が多く浸入されやすい。

そしてやはり何より大事なことは、不審者を見かけたら声をかける事。声をかけられあきらめる確率63%。番犬で侵入をあきらめるのは11%。また侵入するのに5分以上かかるとあきらめるのが69%。出来るだけ死角をつくらない。鍵は最低2箇所!防犯カメラ・サーチライト・センサー反応での警告音はかなり効果あり。

硝子の割れ方の実験では、網入り硝子は割れても散らばらず音も鈍い。侵入者にとっては好都合というのにびっくり!最近は硝子の中に特殊フィルムをサンドした割れにくい硝子もあるそうです。

如何に侵入されにくくするか!さてご自宅・管理物件の防犯意識・対策はいかがでしょうか。

次回財産承継研究会予定
日時:平成18年6月9日(金)開場18時~ 開始18時半~
於:LRビル8F

 

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