風変わりなオモシロ税金の話
私達は、日常生活を送っていく上でさまざまな税金を支払っています。
買い物をすると消費税・仕事帰り居酒屋で飲むビールには酒税・ガソリンを入れるとガソリン税と税金にはいろいろな種類があります。
今回は各国にかつて存在した、変わった面白い税金をいくつかご紹介します。
「人頭税」
人頭税とは、住んでいる人の頭数(人数)に応じて税金をかける制度です。
ヨーロッパでは、中世に登場するこの税金をふたたび有名にしたのが、イギリスのサッチャー元首相です。1990年イギリスでは、18歳以上の男女に一律の税金をかける人頭税(正式にはコミュニティ・チャージ=地域住民税と呼ばれる地方税)を本格的に導入しました。しかし、この税は多くの国民の反発をまねき、サッチャー元首相辞任の一因ともなったようです。
その後、メージャー首相になってから、この税を廃止して、これに変わる新たな税を導入することが決められました。この人頭税の基本的な考え方は「所得額に関係なく、だれでもが税金の恩恵を受ける以上、税金は全員が負担すべきものだ」というもの。
日本では、地方税の均等割にその趣旨がうかがわれます。
「賦計石」(ぶばかりいす)
宮古島(沖縄県)の荷川取(にかどり)海岸には、「賦計石」と呼ばれる人頭税石が残っています。この島では、身長がこの石の高さに達すると、男は粟、女は布を納めなければならなかったのです。この石の高さは、143㎝。この高さになると納税年齢に達していると見られたのです。
「かえる税」
中世のフランスにあったのが「かえる税」です。これは領主の睡眠を妨げる、かえるの鳴き声を止めさせるための、労働で納める税金であったようで、領民は交替で水面をたたき、かえるが鳴くのを防いだそうです。
引用文献 東京都主税局 ホームページより
ほかにも変わった税金は数多くあったようです。
国民の税負担は増える一方です。
国民から徴収した大切な税金は効果的・効率的に使って欲しいものです。
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